妊娠初期症状には何がおこる?
妊娠初期 にはいろいろな体の変化が起こります。
しかし、それらの変化の多くは、日常的にも経験しがちな『ちょっとした体調不良』と良く似ているため、妊娠初期の 症状 だと気づかずに無理をしてしまったり、市販の風邪薬や鎮痛剤を飲んでしまったりする人も少なくありません。
少しでも早く妊娠に気づけるように、妊娠初期症状を知っておきましょう。
目次
妊娠初期に起こりがちな症状
妊娠初期に起こる症状は人によってさまざまです。ここでは、比較的多くの方が経験する妊娠初期症状をご紹介したいと思います。
・眠気が増す
しっかり睡眠をとっているにも関わらず、目を開けていられないほどの異様な眠気や体のだるさに襲われる場合があります。
妊娠中は黄体ホルモンが分泌されるため、ホルモンの働きによってそのような症状が起こると考えられています。
・嗅覚が敏感になる
普段は何とも思わない匂いが急に気になったり、「臭い!」と感じたりする場合があります。特に、ご飯が炊ける匂いや旦那さんの体臭が苦手になるという方が多いようです。
・熱っぽさを感じる
風邪の時のように微熱が続く場合があります。
妊娠すると基礎体温が高い状態が続くため、熱っぽい・だるいなどの症状を感じることがあるようです。
・唾液、鼻水の分泌量が増える
飲み込めないほどの唾液があふれてきたり、鼻炎の時のように鼻水が止まらなくなったりする場合があります。
唾液が増える「よだれづわり」は出産まで続くケースも少なくないようです。
・胃がむかつく
胃がむかむかして吐き気がしたり、ゲップが増えるなどの症状が現れる方も多いようです。つわりの初期症状とも考えられます。
・食の好みが変わる
急に酸味の強いものばかりが食べたくなったり、だしの味が苦手になったり、妊娠初期には食の好みががらりと変わる傾向があります。
つわりの一種とも考えられ、「フライドポテトばかり食べ続けていた」「フルーツだけで生きていた」「水が飲めなくなった」など、さまざまな症状が起こります。
・乳房や下腹部に張りを感じる
生理前のように乳房や下腹部が張った感じになったり、痛みを覚えたりする場合もあります。ホルモンバランスの影響や、子宮への血流が増えることで、このような変化が起きるといわれています。
・体毛が濃くなる
腕や足の毛が妙に濃くなった、という方もいるようです。これも、ホルモンバランスの影響によるものを考えられています。出産後は妊娠前の濃さに戻る場合が多いようです。
・便秘や下痢になる
妊娠すると、特に便秘になる方は少なくありません。ホルモンバランスや子宮が大きくなって腸が圧迫されることで、そのような症状が起きるようです。
あまりに便秘が酷い時は、妊娠中でも服用できる薬もありますので、主治医に相談してみると良いでしょう。
他にも、トイレの頻度が高くなる、頭痛やめまいを感じる、おりものが変化する、情緒不安定になるなど、妊娠初期はいろいろな不調が起こりやすい時期です。
妊娠の可能性があり、これらの不調が現れた時は、「もしかしたら?」を疑ってみるべきかと思います。
妊娠初期に気をつけるべき点
妊娠初期は、とてもデリケートな時期です。
この時期に、妊娠に気づかずに無理をしてしまうと、切迫流産になったり、つわりが重くなってしまったり、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。
「いつもの良くある体調不良だろう」と自己判断でやり過ごしてしまわずに、上記に挙げたような体調不良を感じた場合は、妊娠検査薬でチェックをしてみる等、早め早めの対応を心掛けておくと安心です。
まとめ
妊娠初期症状には何がおこる?
妊娠初期に起こりがちな症状
妊娠初期に気をつけるべき点