妊娠中に必要な葉酸!妊婦が知っておきたい事とは

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つわりの時期は食べられる物を食べられるだけ食べるのが基本です。

つわりは早い人で4週目頃から始まって、概ね12~16週目で治まります。

しかし、止むを得ないとは言え2ヶ月から3ヶ月の間、偏った食生活を送っていると赤ちゃんに必要な栄養素が足りなくなってしまいます。

特に妊娠初期に欠乏すると重篤な障害が起きることが分かっているのが 葉酸 です。


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妊娠中に必要な葉酸!妊婦が知っておきたい事とは

葉酸とは

葉酸は緑黄色野菜、果物などに多く含まれる水溶性ビタミンの一種で、ビタミンM、ビタミンB9とも呼ばれます。

体内でアミノ酸や核酸が合成されるときに、必要因子を運搬する補酵素として働きます。幾つかのDNAの生合成に深く関わり、生物の育成に不可欠な栄養素です。

しかし水溶性ビタミンなので尿などで排出されてしまい、体内に蓄積できません。

ですから毎日摂る必要があります。

また、葉酸の生合成にかかわるビタミンB12が不足しても葉酸欠乏を招きます。

葉酸に限らずビタミンB群はそれぞれを補い支えあいながら働く特徴があるので、バランスよく摂ることが大切です。


不足すると

葉酸は細胞の分裂、増殖に必要な成分なので、不足すると活発な細胞分裂を繰り返す赤血球の形成に支障が出て貧血を招きます。

また、葉酸を回復させるビタミンB12が不足しても同じような症状があらわれます。

成長して赤血球になるはずの赤芽球の合成が阻害され、血液中の赤血球が不足する巨赤芽球性貧血では、舌炎、痺れ、若白髪、認知障害の症状がみられます。

萎縮性胃炎が原因となってビタミンB12が不足し、赤血球の産生が妨げられる悪性貧血も巨赤芽球性貧血の一種です。

また、葉酸不足の女性は排卵障害のリスクが高いことも知られています。


妊娠期間中に不足すると

妊娠中の貧血も重大な問題ですが、さらに深刻なのが赤ちゃんへの影響です。

妊娠初期に葉酸が不足すると、神経管閉鎖障害があらわれることが分かっています。

神経管は脳や脊髄などの中枢神経を司る器官の大本です。

神経管閉鎖障害とは先天性の脳や脊髄の形成不全で、神経管の形成が正常に成されず一部が閉塞することで、胎児にさまざまな障害があらわれます。

妊娠のごく早い時期に起こり、神経管上部で閉塞があった場合多くは無脳症になり、胎児は成長しますが、流産か死産の可能性が高くなります。下部での閉塞の場合は二分脊椎症になります。

二分脊椎症は閉塞場所によって症状がさまざまで、閉塞部位より下の器官に麻痺、知覚障害があらわれます。

出産後の早急な手術で症状が改善される場合もありますが、介護が必要になる場合もあり、症状の重度、軽度は人それぞれです。

日本での神経管閉鎖障害の発症は1万人に6人程度で、約半数が二分脊椎症です。

神経管閉鎖障害は全てが葉酸の欠乏によって起きる訳ではありません。

しかし、葉酸を摂取することでリスクは確実に減らせます。


いつからどのくらい必要

厚生労働省では成人男女の葉酸摂取推奨量を一日0.24mgとしていますが、妊娠期、および妊娠を計画している女性については一日0.4mgとしています。

神経管は妊娠のごく初期、まだ妊娠に気づかない頃から形成が始まります。

検診に行って葉酸の必要性を知ってからでは遅いのです。

妊娠を望んでいる人は日常的に葉酸の摂取を心掛けましょう。


葉酸を多く含む食品

葉酸はレバーや鰻の肝、魚卵、カフェイン、緑黄色野菜、果物に多く含まれています。

しかし、レバーや鰻の肝、魚卵、カフェインは妊娠中には避けたい食品です。

納豆にも含まれますが、緑黄色野菜や果物がつわりのときでも食べやすいでしょう。

その中でも出産時に赤ちゃんの出血を防ぐビタミンKを含むブロッコリーやつわりに有効なビタミンB6を含むモロヘイヤ、さやに包まれているため調理による葉酸の破壊が少ない枝豆、ビタミン豊富で食べやすい苺、みかん、バナナはおすすめです。

焼き海苔にも葉酸は豊富に含まれますからおにぎりを食べるときにはぜひ巻いてください。

葉酸は酸化に弱く加熱でも失われるので、新鮮な食材を使い、レンジを使ったり、さっと炒めたりして調理します。

しかし、食品からの経口摂取では約50%しか体内に吸収されないという報告もあり、食事だけで必要量を賄うのは難しいかも知れません。

ましてやつわりで満足な食事を摂れない場合はサプリで補う必要があります。

厚労省も通常の食事に加えて栄養補助食品やサプリから一日0.4mgの葉酸を摂取することを推奨するように医療関係者に通達を出しています。

ただし、サプリは飲み方を間違えると簡単に一日の許容摂取量を越えてしまいます。

葉酸過剰はビタミンB12の欠乏の発見を遅らせることがあるので悪性貧血の発症につながります。

サプリを飲む際は用法容量を守ってください。

また、大量のアルコールは葉酸の欠乏を招きます。

妊娠中はもちろんですが、妊娠を考え始めたら過度の飲酒は控えるようにしましょう。

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