小学生に読んでほしいおすすめの本 高学年 世界の名作

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小学生に読んでほしいおすすめの本 高学年 世界の名作

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高学年になると、読み応えのある厚みのやメッセージ性がある本でもどんどん読めるようになります。

それでも長い本を読破するための集中力を養うのは、それまでに培われた読書経験に他なりません。

漫画でも絵本でも子どもが好きに選んだ本に、保護者が読んでほしい本を混ぜ込むようにして、まずは読むことが嫌いにならないようにすることをおススメします。


ブロード街の12日間

 デボラ・ホプキンソン・作 千葉茂樹・訳 あすなろ書房

今では治療法がはっきりと分かっている病気「コレラ」も、昔は罹ってしまえばただ死を待つしかない病だと信じ込まれていました。

感染するのは空気からで、空気が汚れているからコレラになるのだと思われていた19世紀ビクトリア朝のロンドンを舞台に、「死の病」と戦った少年イールとスノウ博士の手に汗握る物語。

誰にも言えない秘密を抱えたイールは、生きてお金を稼ぐことに必死でした。

お金を稼いで、秘密を守るイール。

家もなく、親もない彼がねぐらにしているブロード街に、夏の終わり、ついに「青い恐怖」がやってきたのです。

 仲の良かった子どもも、同僚も、顔馴染みも次々にコレラにかかって死んでいく中、スノウ博士は感染源は「汚れた空気ではない」と言います。

人々の命のタイムリミットが近づく中、イールは感染源を特定し、皆を救う事が出来るのでしょうか。

150年前の史実をもとに描かれた、数多の困難に立ち向かう少年イールの冒険譚。


大好き!クサイさん

デイヴィット・ウォリアムズ・作 クェンティン・ブレイク・絵 久山太市・訳 評論社

クロエの家は、今とっても大忙し。セレブな生活を目指すママは選挙に出るために一生懸命で、仕事を辞めたパパはママに頭が上がらないでいます。

妹はクロエの事なんか気にもしない中で、孤独に過ごす彼女は「クサイさん」がとっても気になっているのです。

クサイさんは路上生活者、誰も本当の名前は知らないので皆「クサイさん」と呼んでいます。

彼は何故、ホームレスになったか。そこにはきっとすごい理由があるに違いない、そう思ってクロエはある日思い切ってクサイさんに話しかけてみることに。

近くに寄るだけで臭くてたまらないクサイさんは、勿論お家に招待されてもお風呂には入りません。

匂いも見た目もひどいけれど、彼はクロエを一人の人間として扱ってくれるのです。

クロエとクサイさんの友情は、ひそやかに続いて行くのですが…。

登場人物の誰もかれもが極端でそれでも自分のやりたいことに一生懸命な中、一番の自由人であるクサイさんが誰よりも思いやりに満ち、その思いやりがクロエの背中を押す痛快さが楽しい1冊。


星の王子さま

 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ・著 内藤濯・訳 岩波書店

高学年になると、王子様よりも「ぼく」に感情移入してしまうのかもしれません。

しつこく声をかけてくる子ども、しかも生きるか死ぬかという時に「ヒツジの絵をかいて」だなんて!と呆れてしまうかもしれません。

それでも、読み始めるとやはり「ぼく」のように王子様の話に耳を傾けずにはいられないのです。

故郷の星に大切なものを置いて、遠い遠い地球へとやってきた王子様の旅は波乱と奇妙な出会いに満ちています。

そこで王子様は皆の話に耳を傾けながらも、変だなあ変だなあを首を捻りながら地球までやってくるのです。

王子様が旅の途中で出会うのは、子ども達が見ている大人達そのものかもしれません。

大事なものをみるための「心の目」を失ってしまった大人達から、王子様は必ず立ち去ってしまいます。

どれだけ留まって欲しいと請われても、彼は自分の理解が出来ないものから離れていってしまうのです。

綺麗な挿絵と優しい語り口でとても読みやすいのに、つい考えさせられてしまう、長く読み継がれたあまりにも有名な、それでもぜひお勧めしたい1冊です。


まとめ

小学生に読んでほしいおすすめの本 高学年 世界の名作
ブロード街の12日間
大好き!クサイさん
星の王子さま

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