子宮内膜症は不妊の原因と考えられるのでしょうか?

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子宮内膜症は不妊の原因と考えられるのでしょうか?

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子宮内膜症が即不妊の原因と言うわけではありません。

しかし、妊娠しにくい原因の一つとなっているのは確かなようです。

子宮内膜症と不妊との関係を調べてみました。


子宮内膜症とは

子宮の内側には、子宮内膜と言う膜があります。

内膜と聞くと1枚の紙や布のようなものを思い浮かべる人もしれませんが、毛細血管や細胞、分泌腺などが含まれた組織のことを子宮内膜呼びます。

この膜が月経前(生理前)になると1センチほどに厚くなっていき、生理の時に内膜の表面部分にある層が剥がれ落ちて出血が起こります。

つまり月経の時の出血は、子宮内膜がはがれて出たものなのです。

そして月経とともにだんだんと薄くなり、1か月かけてまた生理前にこの膜が厚くなることを繰り返しているのです。

子宮内膜症と言うのは、本来子宮の内側に出来ているはずの膜が、子宮以外の場所に出来ていることを言います。

そしてその子宮以外の場所で、内膜の増殖と剥離を繰り返すことになります。

そのため場所によっては激痛を伴うような生理痛を引きおこすことになります。

そして毎月出血を繰り返すことが原因で、子宮内膜症の部分が炎症を起こしたり、組織同士の癒着を起こしたりします。


子宮内膜症と不妊との関係

不妊で悩んでいる女性のうちの23割が子宮内膜症の症状があると言われています。

子宮内膜症が不妊の原因の一つと考えられるのは、この症状の特徴である内膜が子宮以外の場所で剥がれて落ちるためにほかの臓器との癒着を起こして卵管をふさいでしまうからです。

卵管がふさがれると卵子と精子が出会えず、卵子が子宮にたどり着くことも出来なくなるため妊娠が難しくなるのです。


不妊治療のための子宮内膜症の治療とは

薬物療法

女性の体には排卵と子宮内膜が増殖するのを促すエストロゲンと言うホルモンがあります。

若いころほどホルモンの分泌が盛んなために、子宮内膜症が起こりやすくなります。

このホルモンが、閉経によって分泌が止まると、子宮内膜症も急速に減少します。

また、妊娠中や産後も生理がなくなるので、エストロゲンの働きは抑えられ、子宮内膜症の症状は現れにくくなります。

薬物療法では疑似的に閉経状態や妊娠状態を作り、エストロゲンの分泌を抑えることを行います。

腹腔手術

子宮内膜症が軽症の場合は、タイミング療法や薬物療法などの不妊治療を行います。

しかし重症の子宮内膜症の場合は腹腔手術で病巣を取り除いてから不妊治療を始めます。

腹腔手術とは腹部を切開することなく、内視鏡を使って行う手術方法です。

出血も傷も小さく、体の負担も大きくないために回復も早いと言われています。

チョコレート嚢胞の場合

さらに重症の内膜症である「チョコレート嚢胞(のうほう)」と呼ばれる症状があります。

これは卵巣の中に子宮内膜症が発生することを言い、卵巣の中に出来た袋のような嚢胞のために古くなった血液が溜まっていく症状で、酸化した血液がチョコレートのようになるためこう呼ばれています。

激しい腹痛を起こしたり、急性虫垂炎として手術中に発見されることもあります。

この場合は腹腔内の嚢胞を取り除き、正常卵巣を残す手術が行われます。

このチョコレート嚢胞の症状は日常生活に支障が出るほどの痛みを伴い、発見と治療が遅れると妊娠の可能性が更に低くなるので早期発見が一番大切です。

不妊治療で訪れた婦人科で、子宮内膜症が発見されるケースも沢山あることでしょう。

しかし決してあきらめることなく、自分の症状に適した治療を納得いくまで行いましょう。

そのためには普段からストレスをためずバランスの良い食事を採るようにするなど心と体の調子を整えておくこともとても大切です。


まとめ

子宮内膜症は不妊の原因と考えられるのでしょうか?
子宮内膜症とは
子宮内膜症と不妊との関係
不妊治療のための子宮内膜症の治療とは

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