お祝い事はお寺と神社どっちに行くの?違いは?

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初詣や七五三など、お寺 や 神社 に参拝する行事はいくつかありますよね。

でも、本当はどちらに行ったら良いのかなど、ふと疑問に思ったことはありませんか?

例えば、初詣はお寺と神社どちらに行った方が良いのか、もしくは両方行くのはご法度なのか、など。

そこで、今回はお寺と神社で出来るお祝いについて、詳しく説明しましょう。


お祝い事はお寺と神社どっちに行くの?違いは?

お寺と神社の違いは?

本題に入る前に、お寺と神社の違いについて歴史や経緯を含めて簡単に説明しましょう。

お寺

お寺には仏像や墓地があり、仏教の教えを説く僧侶が住む場所です。

仏教の開祖は周知の通り釈迦(しゃか)です。釈迦が菩提樹の下で悟り説いた教えが、修行を積むことにより煩悩をなくし、苦を克服することができるというものです。

その修行をする為には、俗世間を捨てなくてはなりません。これを「出家(しゅっけ)」と言います。

この出家、漢字で書くと「家を出る」と書きますよね。文字通り、仏門の修行を行う為には家を出ることが前提となるからです。

その為、野宿をすることになるのですが、仏教発祥の地であるインドでは雨期になると、虫などを踏みつけてしまい無駄な殺生に繋がるということから、外に出歩かないでも瞑想を行う場所が必要とされ建てられたのが「お寺」です。

神社

神様の御魂(みたま)を祀るところです。外見的な特徴としては、鳥居やしめ縄があります。

これは神様の領域と俗世を隔離する為のものです。

その為、鳥居の内側は神様の領域となります。

「八百万(やおよろず)の神」という言葉を知っていますか?

これは、日本が古くから自然に存在するもの全てに神様が存在していると信じていたことが由来とされています。

例えば、山の神様、海の神様、畑の神様、それこぞ米粒の神様まで。

その為、たくさんの神様がいることになるのです。

八百万の神とは800万人の神様という意味ではなく、そのぐらいたくさんいる神様を意味しているのです。

その後、6世紀頃に仏教が日本にやってきて、それまでの日本独自の習慣、信仰が「かむながらの道(神道)」として、人々が認識するようになります

また、それと同時に、仏教の伝来により各地にお寺が建立され始め、それに対抗して神道も建物を建てます。

これが後の「神社」になりました。

こうやって見ると、それぞれの歴史に大きな違いがあることがわかります。

そしてもう一つ。神社とお寺の外見の違いがあるのです。

「神社に必ずあってお寺に無い物」それはなんでしょう。

正解は「千木(ちぎ)」と「鰹魚木(かつおぎ)」です。

建物の屋根部分にあるので、ぜひ見てみてください。


神と仏が一緒に?

先程の説明の通り、神と仏は根本的に違いがあります。

ですが「神仏習合思想(しんぶつしゅうごうしそう)」はご存知ですか?

別名「神仏混淆(しんぶつこんこう)」とも呼ばれています。

これは日本由来の神道と仏教が融合し、一つの信仰体系として再構成された宗教現象です。

これをもっと簡潔にすると「日本に昔からいる八百万の神様(神道)と、中国からやってきた仏さま(仏教)を、同時に崇拝すること」です。

上記の通り、神道と仏教は違うものです。ですが、この神仏習合の歴史は奈良時代から江戸時代まで続いていました。

その期間1000年以上もあります。


人生の通過儀式での参拝行事

神社とお寺でできるお祝いごとの行事に、大きな違いはありません。ですが、それぞれ違う宗教ですから細かな部分では違いがあります。

例えば、七五三はお寺でも神社でも参拝できます。

これは、神社に参拝するときは神様に、お寺に参拝する時はご先祖様や仏様に、これまでの健やかな成長の報告と感謝を述べるためです。

どちらも感謝の気持ちを伝えることに代わりはありませんが、その相手が違います。

また、結婚式を神社で行って、葬式はお寺で行うということもあります。

大きく違う二つの宗教を行ったり来たりできるのは、先ほどの「神仏習合」の名残がまだ根強くあるからです。

初詣り(はつまいり)

初詣りとは、お宮参りのことです。ですが、「お宮参り」というのは神道の言葉で、仏教では「初参式(はつさんしき)」と言います。

どちらも子どもが無事に生まれてきてくれたことへの感謝の気持ちを伝えに行くものですが、お宮参りの場合は神社、初参式の場合はお寺に行くことをさします。

初詣りとは、宗教関係なく共通した言い方になります。

一般的に、お宮参りの場合は男の子なら生後31~32日め、女の子なら33日めに行います。

また、初参式は宗派により生後30~100日めなどあります。

ただ、どちらの場合も絶対ではなく子どもの体調や季節などにより、その後でも大丈夫な場合が多いです。

七五三

神社とお寺、どちらに参拝する場合も「七五三」と言います。

呼び方に違いはありませんが、参拝の作法に大きな違いがあります。

まず、神社では「二礼・二拍手・一礼」が基本ですが、お寺では拍手はしないようにしましょう。

手水舎(ちょうずや)があるときは、神社もお寺も手と口を清めます。

どちらの場合もご祈祷を受ける場合は、事前にご祝儀袋を用意しておきましょう。

神社でご祈祷を受ける場合に、表には「初穂料(はつほりょう)」または「玉串料(たまぐしりょう)」と書き、その下にお子様の名前を書きます。

お寺で受ける場合には「御布施(おふせ)」と書き、神社と同様その下にお子様の名前を書きます。

成人式

七五三同様、神社でもお寺でも「成人式」と呼ばれることが多いですが、神社で行われる場合は「成人祭」と言われることもあります。

20歳になり成人したことを認めてもらい、祝福を受ける儀式を「成人式」と言いますが、神社とお寺どちらでも参拝することが可能です。

結婚式

神社とお寺、どちらでも結婚式を挙げることが可能です。

神社で挙式を行う場合「神前結婚式(しんぜんけっこんしき)」と言いますが、最近ではホテルや式場などに特設の神殿を設置し行うことも多く見られます。

お寺で挙式する場合を「仏前結婚式(ぶつぜんけっこんしき)」と言います。

宗派によって多少の違いはありますが、お寺の本堂を使って行う場合が殆どです。

初詣(はつもうで)

初詣とは「昨年一年間を無事に過ごせたことへの報告と感謝、そして新しい歳の農作物の豊作を祈願する」大切なお詣りです。

その感謝を神様にするのか、仏様にするのかの違いがありますが、参拝するのはどちらでも構いません。

神社とお寺、実は両方行っても良いということをご存知ですか?

初詣というと、神社かお寺どちらか一ヵ所で参拝出来れば大丈夫という方も多いと思いますが、実は一ヵ所だけでなく何か所回ってもいいとされています。

神社の場合はご神徳がありますし、お寺ではご本尊などでご利益が変わりますので、巡るのは問題ありません。

また、神社とお寺両方で参拝しても良いのです。


まとめ

神社とお寺のお祝いの違いについて、いかがでしたか?そもそもの歴史が違う二つの宗教ですが、長い間続いていた神仏習合によりその違いや差が少し曖昧な点もあるようにもみえます。

しかし、祈る相手は違ってもその感謝の気持ちに代わりはありませんので、お寺と神社を巡ってみるのも良いかもしれません。

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