妊娠するために排卵日の計算方法

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妊娠 するために 排卵日 の 計算方法

妊活という言葉もすっかり耳慣れてきましたが、妊娠するために最も必要なことは妊娠可能期に性交渉を持つことです。

卵子と精子が出会って受精卵にならなければ、いくら妊娠しやすい身体づくりのためのトレーニングをしても、食べ物に気を配っても、子宝祈願のお参りをしても意味がありません。

卵巣から卵子が排出される排卵は1か月に一度おこりますが、排出される卵子はたったの1個、しかもその寿命は8~10時間といわれています。

単純に考えれば妊娠できるチャンスは月に一度、年にしても十二回しかないことになります。

その貴重なチャンスを逃してしまわないためには自分の排卵日を知り、適切な時期に性交渉を持つ必要があるのです。

不妊治療でも第一ステップは排卵日を予測したうえでのタイミング法でおこなわれます。

不妊を疑っていたカップルのうち1~2%は、タイミング法を行うだけで2~3か月の間に妊娠するという報告があります。

赤ちゃんが欲しいと思ったら排卵日を知ることはとても大事なことなのです。


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妊娠するために排卵日の計算方法

排卵日を予測する一般的な方法

オギノ式

最もよく知られているのが1930年代初頭に発表されたオギノ式受胎調整法(オギノ式避妊法)です。

1929年、産婦人科医の荻野久作氏は人間の排卵は月経と月経の中頃で起こることを発見し、それに基づく妊娠の可能性のある期間の算出方法を発表しました。

オギノ式は「排卵は次の月経開始予定日の15日前に起こる」ことを利用した排卵日予想方法です。

月経周期が30日の人なら排卵は月経開始から16日目に起こると考えられます。

月経周期は変動することがありますが黄体期(排卵から次の月経の開始前日まで)はほぼ正確に14日間で、周期の違いは卵胞期(月経開始から排卵日まで)の長さによります。

従って月経周期が不規則な場合は最短周期-14日~最長周期-14日の間に排卵が起こると考えられます。

まれに月経予定日の16日前~12日前に排卵することもあり、また精子の受精能力は48~72時間持続することからオギノ式では月経開始予定日の19日~12日までの8日間を妊娠可能期間としています。

荻野氏の研究は、本来は妊娠するための排卵日を予測するためのものでしたが、「この期間を避ければ妊娠しない」とういう避妊法として広く認知されることになりました。

基礎体温法

女性の身体はホルモンの状態によって低温期と高温期に分けられます。

排卵が起こると妊娠を維持するための黄体ホルモン(プロゲステロン)が大量に放出され体温が上昇します。

妊娠が成立すると高温期が続きますが、そうでなかった場合、プロゲステロンは徐々に減少し、代わってエストロゲンの分泌が増加し体温は下がります。

基礎体温が二相性を示すことで正常な排卵があることが確かめられます。

低温期と高温期の体温の差は0.3℃程度なので、基礎体温は普通の体温計より目盛りの細かい婦人体温計を使い、毎日決まった時間にできるだけ安静にして計り、グラフに記録します。

寝起きに布団の中で身体を動かさずに計るのが理想的です。簡単に測定記録できるアプリもあります。

基礎体温表は排卵日をある程度予測できる(排卵日は若干体温が下がることがあります)だけではなく、妊娠の可能性、排卵の有無、ホルモン分泌の異常を知る上でも重要です。


オギノ式・基礎体温法の問題点

オギノ式はコストがかからず手軽なことから人気がありますが、毎月安定して月経があること、月経周期が一定であること、卵子、精子の受精能力が予測の範囲内であることが大前提なので確実性に欠けます。

実際オギノ式を避妊方法に用いた場合の失敗例は枚挙にいとまがありません。

また、オギノ式では無排卵月経を見つけることはできません。

基礎体温法は毎日同じ条件で少なくとも3か月は記録し続ける必要があるので生活が不規則だったり、病気をしたり、旅行に行ったりして日常生活が乱れると意味をなさなくなってしまいます。

根気と緻密さが必要なので途中で挫折してしまう人が多いのも事実です。

基礎体温表からは排卵があったことは確認できても排卵の前に排卵日を確実に予測することは難しく、まれに基礎体温が二相性を示しているにもかかわらず排卵がないLUF(黄体化未破裂卵胞症候群)の場合もあります。


その他の排卵日測定法

超音波測定法

排卵の有無をその場で確認できる唯一の方法です。

排卵直前の卵胞は成熟して直径20mm前後になるため経膣超音波検査によって測定します。

尿中LH検査

黄体化ホルモンが急激に増えることをLHサージといい、LHサージの開始約36時間後、LHのピークの12~24時間後に排卵が起こります。

市販の検査薬は尿中の黄体化ホルモンを検出することで排卵日を予測します。

血中エストロゲン検査

エストロゲンは排卵の2日前にピークを迎えるので血液検査で血中濃度を調べてピークを確認し、その後下がり始めた翌日に排卵が起こります。

・子宮頸管粘液法

排卵日が近づくに従っておりものの量が増え粘度が増します。

排卵日直前にピークになるのでその変化を観察して排卵日を測定します。


おわりに

排卵日を知ることは妊娠するためだけではなく、女性の身体のさまざまな不調や病気の原因を探る上でもとても重要です。

また排卵のない状態を長く放置しておくと不妊や骨粗鬆症のリスクが高くなることも知られています。

オギノ式も基礎体温法も排卵日を知る確実な方法ではありませんが組み合わせることで精度は上がります。

まずは毎月の月経の様子から自分の身体のリズムを知り、おおまかな基礎体温表をつけてみることから始めてみてください。

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