妊婦が気をつけたい感染症

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妊娠中 は免疫力が下がり 感染症 にかかりやすくなります。

感染症の中には、母体や胎児に重篤な問題を引き起こすものもあります。

妊娠中には特に気をつけるべき感染症についてご紹介したいと思います。


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妊婦が気をつけたい感染症

風疹

妊婦が気をつけたい感染症の中でも、特に要注意なのが風疹です。

妊娠初期に風疹に初感染すると、かなりの高確率で胎児に聴力異常・心臓奇形・目の異常などが発生するといわれています。

妊娠初期の血液検査で風疹抗体価が16倍以下の場合は、ウィルスに対して免疫を持っていない可能性が高いため、極力人ごみなどは避けた方が賢明です。

また、夫から妻に感染した例も少なくないため、妊婦、もしくは妊娠の可能性がある女性が家族にいる場合は、夫や周囲の家族も抗体価を調べる・予防接種を受けるなどの措置が必要です。


水痘

胎児に四肢や目、脳などの病気を引き起こす可能性がある水痘ですが、その発生率は1%以下とかなり低いとされています。

ただし、分娩の直前~直後にかけて初めて症状が現れた場合は、胎内感染により赤ちゃんの死亡率が3割前後になるともいわれているため、出産時期に水痘の症状が現れた場合は要注意です。

万が一、上記のタイミングで母体が水痘を発症した場合は、生後すぐ、赤ちゃんにグロブリンを投与する処置が行われます。


トキソプラズマ

猫の糞便、加熱処理不十分な肉(生ハムなど)、殺菌消毒の行われていない井戸水、土のついた野菜などを摂取することで感染します。

ただし、猫の糞便に関しては、屋内飼いをしている猫であればほとんど問題にはならないとされています。

抗体がなく感染した場合は、胎児に目や脳の先天異常を引き起こすリスクがあるほか、早産や流産の原因にもなる場合があります。

血液検査で初感染が確定すると、アセチルスピラマイシン、アジスロマイシンなどを投与しての治療が必要となります。


サイトメガロウィルス

全妊婦の95%が抗体を持つとされる一般的なウィルスですが、万が一母体が初感染を起こした場合は、死産・流産・脳の疾患・黄疸・知能障害などの重篤な影響を胎児に与えるリスクがあります。


HTLV-1

成人T細胞白血病を引き起こすウィルスです。

関東地方では、キャリアは1%前後と非常に稀ですが、九州地方では4~6%の人がキャリアであるともいわれており、該当する地域の出身者や、その地域出身の母親を持つ人は注意が必要です。

ウィルスは主に母乳を通じて赤ちゃんに感染するため、HTLV-1キャリアであると分かったら、母乳を加熱して与える・人工乳のみで哺育するなどの処置が必要となります。

ちなみに、ウィルスキャリアであっても、実際に発病する人は20~50人に1人程度とされています。


B型・C型肝炎

B型肝炎は胎盤・産道・母乳から、C型肝炎は産道・母乳から赤ちゃんに感染します。

C型肝炎が産道・母乳から感染する確率は約10%程度とされていますが、その内の約30%は赤ちゃんの成長過程でウィルスが消えることともいわれています。

血液検査で肝炎ウィルスに感染していることが分かったら、ワクチン投与などで治療を行います。また、出産後も母体の健康維持のために、継続して経過観察を行う必要があります。

他にも、麻疹やパルボウィルス、HIV、梅毒、淋病やクラミジア、性器ヘルペス、尖圭コンジローマなど、妊婦と胎児にとって危険な感染症は数多く存在します。

自身と赤ちゃんの命を守るためにも、どのような感染症が危険なのかを把握して、しっかりと対策を行っていくことが大切です。

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