やさしさで涙が止まらなくなる大人にこそ読んで欲しい絵本3選

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やさしさ いつくしみ けなげさ 涙が止まらなくなる大人にこそ読んで欲しい絵本3選

namida-ehonn

泣ける絵本、というキャッチコピーをよく見かけるようになりました。

感動的な絵本 は多く、長く語り継がれているものもたくさんあるのですが、どうしても絵本という印象だけで「子ども向けのものでしょ?」という間違った認識を受けがちになります。

ですが、子どもの心に響くものは必ず大人の心も捉えて離さないものなのです。

子供向けというには少しもったいない、大人にこそ読んで欲しい涙が止まらなくなる絵本を3冊選んでみました。


「あかいハリネズミ」 

 ジェイドナビ・ジン/作・絵 深川明日美/訳 リトルモア

「ねえ、ぼうや。よおくおぼえておいて。あなたを抱きしめてくれるひとがともだちよ。」

最後におかあさんが残した言葉を胸に、ハリネズミのこどもはともだち探しの旅に出かけます。

ですが、ハリネズミの体はとげだらけ。下手に近づいたら、痛いなんてものではありません。

怪我をしてはいけないと、抱きしめようとしてくれた子の親が必死になって止めることも。

孤独な旅を続けるハリネズミの子どもは、どぶネズミのおじいさんに出会います。

ハリネズミのこどもの悲しい旅の話を聞いて、おじいさんネズミはそっとハリネズミの子どもを抱きしめてくれました。ですが…。

物語の結末は、けしてすべてハッピーエンドとは言えません。

だからこそ、子どもではなく大人に読んで欲しい絵本です。

大事にされた思い出と、両親と同じくらい、それ以上に大切にしてくれる他人との出会いを知っている大人こそ、その優しさと悲しさ、それを乗り越えていく強さに涙が止まらない一冊です。


「だいじょうぶだいじょうぶ」  

いとうひろし/作・絵 講談社

人は皆、誰もがいつかは年老いてしまうもの。

おじいちゃんとぼくは散歩をしながら、世の中のことをたくさん勉強していきます。

のんびりと近所を歩くだけの散歩の中でも、ぼくはどんどん世界の面白さやそれと同時に困ったことや怖いことにも出会っていくのです。

このままだと、大人になれないんじゃないかと不安がるぼくに、おじいちゃんはその都度「だいじょうぶだいじょうぶ」と繰り返してくれていました。

世の中はそんなに悪いことばかりじゃないんだよ、と魔法をかけてくれるおじいちゃんの言葉を信じて、ぼくは少しずつ成長していくのです。

私たちが大人になるということは、すでに大人であった人たちは年を取っていくということ。

ぼくの成長は、おじいちゃんの旅立ちへの道のりでもあるのです。

今まで、ずっと手を引いてくれていた相手の手を、今度はぼくが握ってだいじょうぶだいじょうぶだよ、と繰り返す意味。

そこにこそ、生きることの意味が隠されているのではないかと思います。

「ぼく」だった頃を思い出しながら、そうしていつか「おじいちゃん」になる日に思いを馳せながら、ぜひ手にとって見て欲しい絵本です。


「100万回生きたねこ」 

佐野洋子/作・絵 講談社

100万回も死んで、100万回も生きた猫。

そんな突拍子もない始まりで、この物語は幕を開けます。

人は生きて死ぬのは1度きり、ですがこの猫は100万回もの生と死を繰り返していながら、誰のことも好きにならずに過ごしていました。

皆がねこが死ぬときにわんわん泣いて別れを惜しんでも、その死を悼んでも、ねこだけはそんなことは大したことではないという風に生きていました。

誰のことも好きではなく、自分だけが好きだったねこは、あるとき、誰の猫でもないのらねこになり、そしてはじめて白く美しい猫に心惹かれます。

大切な猫が出来、家族が出来、そうしてねこには、悲しい別れがやってきます。そう、ねこはようやく別れがとても悲しいものだと気がついたのです。

大切な誰かがいなくなることが悲しいだなんて、子どもだってちゃんと知っています。でも、知っていることと、実際に体験することはまた別。だからこそ、それを知らなかったねこの最後の涙の意味が本当に分かるのは、その悲しみを実際に体験したことがある大人なのかもしれませんね。


まとめ

やさしさで涙が止まらなくなる大人にこそ読んで欲しい絵本3選
あかいハリネズミ
だいじょうぶだいじょうぶ
100万回生きたねこ

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