産後褥婦の鉄分不足が母乳育児に悪影響!原因と改善策とは?

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産後褥婦の鉄分不足が母乳育児に悪影響!原因と改善策とは?

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褥婦(じょくふ)という言葉をご存知でしょうか。

母体が妊娠や出産で変化した状態から、妊娠前の状態へ戻るまでの産後6~8週間ぐらいのママのことです。

この時期は、女性ホルモンの働きや赤ちゃんの刺激によって母乳の分泌が促されますが、ママの体が鉄分不足に陥ると、母乳の出に影響をあやえてしまうことがあります。


貧血が母乳の出に影響するのはどうして?

産後のママの体には、プロラクチンというホルモンが分泌されることで、母乳が出る腺となる乳腺に血液が流れ込み、母乳が生産されます。

そこにオキシトシンと呼ばれるホルモンが働くことで母乳が押し出され、赤ちゃんの吸い付く刺激によって母乳が分泌されていきます。

つまり、「血液から母乳ができている」ということです。

血液の中に含まれる鉄が母乳として出てしまい鉄分が不足することで、ママの体は、鉄の貯蔵量が不足して起こる鉄欠乏性貧血になってしまいます。

授乳によって、血液量が少なくなれば、母乳の量へと影響がでてしまうのです。

また、ママの体が、めまいやだるさなど貧血症状が出ていれば、体調不良により母乳が出にくくなってしまうことにも繋がります。

母乳が白いのは、赤血球などの赤い成分が取り込まれないからですが、母乳には赤ちゃんの体に吸収されやすい鉄分が入っています。

鉄分はママの体より、優先的に母乳へと取り込まれるため、ママが貧血であったとしても半年間母乳をしっかり飲んで生活してきた赤ちゃんは健康そのものですから、安心してくださいね。


産後の貧血はどうして起こる?

血液の中に存在する赤血球は、酸素を運ぶ役割をしています。

赤血球は、たんぱく質と鉄がくっついたヘモグロビンというものによって構成されていて、鉄分が不足すると、ヘモグロビンを構成できずに赤血球を十分に作れないため、酸素が体に行き渡らなくて、めまいや動悸といった貧血症状が現れます。

褥婦が鉄欠乏性貧血に陥ってしまうのには、妊娠時と出産時、両方に原因があります。

妊娠中は、赤ちゃんへ栄養や酸素を運ぶために血液量を通常の1.5倍にまで増やします。

しかし、赤血球は1.2倍程度までしか増えないため、血液が薄い状態になって、貧血となってしまいます。

出産のときには、羊水と一緒に血液が出ていきます。

また、赤ちゃんが出てきたことで、役目を終えた胎盤がはがれ出てくるときに出血を伴います。

通常の出産では300ml程度の出血を伴い、1回の月経120~140mlと比べても結構な出血量だと感じます。

妊娠によって血液量は増えているので、出血には問題はありませんが、血液が薄いままでは、貧血状態が続いていることになります。

しかし、軽度の貧血ではめまいなどの貧血症状に気づかないことも多く、血液検査をしたら初めて分かった、という方も。

赤ちゃんのためにも、ママの鉄分不足を解消していきましょう。


貧血を改善する食べ物は?

産後は通常より貧血に陥りやすいもの。

貧血ですから、鉄分が多く含まれる食品をとることが、絶対条件ですが、鉄のみではなく、鉄や赤血球に関する様々な栄養素をバランスよく摂取する必要があります。

鉄分を多く含む食品

レバー、貝類、赤みの肉や魚、大豆、大豆製品、ひじき、ほうれん草など

鉄の働きをサポートする銅を含む食品

いか、かに、エビ、レバー、納豆、落花生、ゴマなど

鉄の吸収を高めるビタミンCやたんぱく質を含む食品

野菜、イモ類、レモン、柿、キウイフルーツなど果物

赤血球を作るときに必要な葉酸を含む食品

緑黄色野菜、いちご、マンゴーなど果物

母乳育児を進めたいと思っているママで、特に出産後の血液検査で貧血に引っかかった方は、退院後、母乳が出にくいと感じたならば、鉄分不足の可能性も視野に入れてみてください。

また、鉄分不足は女性の永遠の悩みですから、褥婦の期間を過ぎても鉄分の摂取を心がけましょう。


まとめ

産後褥婦の鉄分不足が母乳育児に悪影響!原因と改善策とは?
貧血が母乳の出に影響するのはどうして?
産後の貧血はどうして起こる?
貧血を改善する食べ物は?

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