人工授精の最高のタイミングはいつ?

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人工授精の最高のタイミングはいつ?

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人工とありますが、人工授精(AIH)は、不妊治療の中でも自然妊娠に近い方法です。

男性の射精がうまくいかない、あるいは精子の運動率が低いことが不妊の原因になっている場合や原因不明の不妊に悩んでいる方が試みられる方法です。

では、人工授精の最高の タイミング はいつになるのでしょうか、見ていきましょう。


限りなく自然妊娠に近い「人工授精(AIH)」とは?

まず、人工授精はどのような方法なのでしょうか?

本来膣内に射精される精子を採取して、人の手で子宮内に注入する方法です。

精子を採取した後、洗浄し、細い管で子宮の中まで入れて、卵管まで行きやすくするのです。つまり、子宮内に直接精子を入れるので通常よりも精子が進む距離が短くなり、受精する可能性が高くなります。精子と卵子が出会うまでの過程が性行為によるものか、人工的なものによるものかだけの違いになります。

日本では、約60年前、海外では約200年以上もまえから行われていた比較的安全な方法です。

この方法は、タイミング療法の次に試される方が多いのではないでしょうか?


年齢は関係あるの?

人工授精は、自然妊娠に近く女性の「妊娠力」に左右されるので、年齢によって妊娠率は変化します。20代、30代、40代それぞれ1回あたりの人工授精による妊娠確率は下記のように、年齢が若い方が確率が高くなります。

・20代:11.5%

・30代前半:10.3%

・30代後半:8.5%

・40代:3.9%

卵子は加齢とともに老化していき、卵胞ホルモン、黄体ホルモンの分泌量も減少していきます。そのため30代後半になると一気に人工授精での妊娠率は低くなってしまいますので、人工授精のタイミングは少しでも早い方がいいと言えるでしょう。


回数によって、成功率は上がる?

人工授精は女性の妊娠力に影響するため、回数を重ねたからといって、成功率が上がることはほとんどありません。人工授精の回数ごとの妊娠成功確率は下記になります。

・1~2回:62%

・3回:78%

・4回:89%

人工授精によって妊娠できた方は、ほとんど5回以内、多くても6回以内で成功しています。6回行っても妊娠できない場合は、早めに体外受精などの治療方法にステップアップした方がよいでしょう。

これを見ても、少しでも年齢が若いうちに人工授精にステップアップしていた方がいいかもしれませんね。


人工授精の最高のタイミングとは?

さて、人工授精にステップアップすると決めたら、一番良い人工授精のタイミングはいつになるでしょうか?

人工授精の最高のタイミングは、「排卵日直前または排卵日当日」です。

そのため正確な排卵日の予測が欠かせません!


では排卵日はどうやってわかるの?

病院では、主に基礎体温、尿ホルモン検査、血液検査、超音波検査(エコー)などで排卵日を予測し、排卵誘発を促して、より正確な排卵日直前、または当日に人工授精を行います。

卵子の生存は排卵後1日、精子の生存は1~2日といわれています。

  • 基礎体温・・・低温相から高温相に変わる境目で、体温が急上昇する時が排卵の目安になります。この日を含めて、1~2日の間に排卵が起こります。
  • 尿ホルモン検査・・・脳下垂体から分泌されるLH(黄体ホルモン)を検出します。

LHが大量に分泌されるLHサージは始まると、半日~1日で排卵が起こります。

  • 血液検査・・・エストロゲンを測定し、その数値で排卵日を予測します。
  • 超音波検査(エコー)・・・卵胞の大きさと子宮内膜の厚みを測定し、排卵日を予測します。

どのくらいの禁欲期間が必要?

禁欲日数と人工授精の治療成績との関係については、あるクリニックの報告によりますと、

禁欲日数が2日以上であれば妊娠率に変化はなかったとのことです。

最低でも2日以上禁欲が必要なのではないでしょうか?


実際の流れや方法の例

○生理初日~5日目(排卵誘発の使用を検討)

生理が始まったら、医師と夫婦で相談し、今周期は人工授精をするかという相談をします。

また、人工授精をする場合、病院の方針にもよりますが、排卵が確実に起こるように排卵誘発剤を使用するのか、完全自然排卵にするかなどを決めます。

○生理後10日目~12日目(超音波検査)

超音波検査(エコー)で、卵胞の大きさと子宮内膜の厚みを測定し、排卵日を予測します。さらに血液検査でエストロゲンを測定し、正確性を高める場合もあります。

特定できた排卵日に合わせて人工授精の実施日や精子の用意方法を相談します。

精子については、人工授精当日、家での採取か、病院での射精方法などがあります。

○生理後12日目~14日目(排卵日前日から当日)

精液を採取し、子宮内に注入します。精液は主に、濃縮洗浄する場合が多いです。

○生理14日目以降(黄体管理)

人工授精後は、排卵と黄体機能の確認を行います。

黄体機能の低下が見られるようであれば、黄体補充療法を行って着床率を高めます。

着床時期は、自然妊娠の場合と同様に排卵から1週間程度経った頃です。

○生理後28日目以降(妊娠判定)

人工授精から2週間後の生理予定日に妊娠判定を行います。

人工授精と聞いたら、最初は人工的なのはちょっと・・・と感じる方も多いと思いますが、不妊治療では、自然妊娠に限りなく近い方法です。

子どもが欲しいと思って、何年もできない方はぜひ一度病院で検査をしてみてください。

卵子は加齢とともに老化していくので、ステップアップは少しでも若い方が有利です。

できるだけ早めに人工授精も視野に入れ、ベストなタイミングで治療ができるといいですね!


まとめ

人工授精の最高のタイミングはいつ?
限りなく自然妊娠に近い「人工授精(AIH)」とは?
年齢は関係あるの?
回数によって、成功率は上がる?
人工授精の最高のタイミングとは?
では排卵日はどうやってわかるの?
どのくらいの禁欲期間が必要?
実際の流れや方法の例

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