忘れてはいけない戦争 広島の姿を描いたオススメ本3選

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太平洋戦争終結から、早72年。当時の 広島 の惨状や原爆の事を知る人々は少なくなり、少しずつ 戦争 は遠い話になっているのでしょうか。

いいえ、今でも地球のあちらこちらで戦いは続いており、自衛隊もスーダンなど戦闘が激しく展開されている地域へと派遣されてもいます。

世界唯一の被爆国として、平和の象徴と言われた憲法9条。

日本や世界の情勢の中で、私達がこれからどうしていくべきなのか、自分の力で判断するためには過去に起こったことをしっかりと記憶し続ける必要があります。

72年は文字にすればあっという間ですが、その時間を過ごしてきた人々にとっては昨日のようにも思えることでしょう。

戦時中、または戦後の広島を舞台にした本や漫画の中でもぜひ手に取ってほしいと思う本を3冊選びました。

一人でも、友達とも、家族とも、ぜひ読んで、平和について話し合う時間をとってみてくださいね。


けして忘れてはいけない戦争 語り伝えたい広島の姿を描いたオススメ本3選

夕凪の街 桜の国」 


夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

こうの史代/作  アクションコミックス

2016年公開の映画「この世界の片隅に」で話題になっているこうの史代さんが描く「広島」の姿。

それは、原爆が投下されたその瞬間だけではなく、そこから続く被爆者、また被爆二世の人々の長い戦いと悲しみ、そして変わらない日常の姿です。

原爆が落とされてから10年後の広島からはじまるこの物語は、けして教訓めいたものを読み手である私達には押し付けてくるようなことはありません。

10年が経過しているからこそ、原爆によってもたらされた悲惨な描写もありません。

だからこそ、当たり前のように思える日々に垣間見える「ピカ」の姿が私達に強く訴えてくるのです。


はだしのゲン」全7巻 


はだしのゲン 文庫全7巻 完結セット (中公文庫―コミック版)

中沢 啓治 /著 中公文庫

もはや知らない人はいないと言われるほど、多くの人に読み継がれている原爆の悲惨さを描き切った漫画が「はだしのゲン」です。

私は広島で育ち小学校の映画鑑賞では「はだしのゲン」が上映されていた時代に育ち図書室ではこの本がぼろぼろになるまで読まれていましたが、我が子たちは「はだしのゲン」を知らないと言います。

いくら年を積んでもこの映画や本は今でも記憶に鮮明に映し出されて当時、強烈に子供心に突き刺さりました。

麦は踏まれて大きくなる、つらいことがあったらあっただけきっと強くなる。

たくましく頼れる父、優しい母、優しい姉、そして可愛い弟妹に囲まれて戦争の貧しさの中でも伸びやかに生きていたゲンに襲い掛かった「ピカ」は、彼から多くのものを奪い去っていきます。

ピカから生き延びたと思った家族も一人、また一人と原爆の後遺症で命を奪われ、その魔の手はゲンにまで伸びていきます。

時代は子ども達にも厳しく、生きるためには綺麗な仕事ばかりは出来ません。

ひどいことをされたり、時には殺されそうになりながら、それでもゲンは手を差し伸べてくれる人の助けを借りながら麦のように焼野原の広島を生き延びていくのです。

原爆投下後の広島の描写は、経験者であるからこそ描ける恐ろしいまでのリアリティで読みながら具合が悪くなったという人も多数いますが現実に起こった事から目を背けてはいけません。

それだけ凄惨な出来事が、たった72年前の広島で起こってしまったということを忘れないためにも、ぜひ1度は読んでほしい漫画です。


いしぶみ 広島二中一年生全滅の記録」 


いしぶみ―広島二中一年生全滅の記録 (ポプラポケット文庫)

広島テレビ放送/編集 ポプラポケット文庫

昭和20年8月6日、学徒動員によってそれぞれの家から何も知らずに出かけていった広島二中の一年生322人。

彼らは一人として、その命を戦後へとつなぐことは許されませんでした。

爆心地のすぐ近くで被爆し、そのまま家に帰ることも叶わなかった子。

即死を免れたにも関わらず、最後の力を振り絞って自宅まで帰り着いたにも関わらず、家族に看取られながらこの世を去った子。

そうして、死んでいく子ども達をただ見ていることしか出来なかった家族たちの物語がこの本には詰まっています。

子ども達には「これが自分達であったら」と、また大人達には「これが我が子に降りかかった運命で会ったら」と思いながら読んでほしい1冊です。

けして、戦争を「しかたない」などとは言えなくなるに違いありません。

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