不妊検査ってどんな検査をするの?

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出産年齢の高齢化や晩婚化により、近年は社会問題にもなっている「不妊」。

一般的に、子作りを開始してから1年経っても妊娠に至らない場合は、不妊症の可能性があるとして、何らかの検査や治療が必要となると考えられています。

では、実際に不妊症の可能性がある場合は、どのような検査が行われるのでしょう。

不妊検査 について詳しくご紹介します。


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不妊検査ってどんな検査をするの?

不妊症の原因とは?

不妊症には、加齢による不妊・疾患による不妊・先天性の不妊など、さまざまな原因があります。

ひと昔前までは、不妊というと「女性側に問題がある」と思われがちでしたが、現在は全不妊カップルの約半数は「男性側に問題がある」ことが分かっています。

不妊を引き起こしている原因によって、必要となる治療も異なるため、まずは不妊検査で正確な原因を突き止めることが大切です。


基礎体温の測定

もっとも基本的な不妊検査の1つが基礎体温の測定です。

基礎体温とは、朝、ベッドから起き上がる前に計測した体温のことで、舌の下に体温計を挟んで計測します。

基礎体温は男性の場合は基本的に変動しませんが、女性の場合は月経周期に合わせて2層に変動します。

女性の基礎体温は、月経終了後から排卵期までの低温期には低くなり、排卵後から月経開始までの高温期には高くなります。

ホルモンバランスが整っていて排卵がしっかり行われていると基礎体温はきれいな2層になりますが、ホルモンバランスが乱れている・排卵が行われていないなどのトラブルがあると、高温期になっても体温が上がらないなどの異常が起きてきます。

そのため、女性の健康状態を知る上で、基礎体温の測定は欠かすことのできないものとされています。


超音波検査

超音波プローベと呼ばれる器具を膣の中に挿入し、子宮や卵巣の状態を確認する検査です。

子宮筋腫・子宮内膜ポリープ・卵巣嚢腫などの疾患がないかをチェックするほか、卵巣で作られている卵胞の大きさや数を測定して排卵日の予想をしたり、排卵が行われていることを確認したりするのに用いられます。

痛みや被爆のリスクなどもなく、気軽に受けることができる検査です。


性交後検査

性交後検査とは、医師が指定した日に性交を行い、当日か翌日に頸管粘液内の精子の様子を確認する検査です。

頸管粘液の状態が悪い・精子の運動性を無くしてしまう抗精子抗体が女性の血液内にある・精子の状態が悪いなどの原因で精子の様子が思わしくない場合は、自然妊娠は難しいと判断されて、人工授精の適応になるケースもあります。


ホルモン検査

ホルモン検査は、月経が始まって3~5日目に行われます。

女性のホルモンは月経周期に合わせて大きく変化するため、月経開始から数日が経過した変動の少ないこの時期に、ホルモンの基礎値を確認します。

また排卵前には、卵の成熟度を示すE2エストラジオールというホルモンや、排卵の引き金になるLH黄体化ホルモンの値を調べ、排卵の時期を予測する検査が行われることもあります。


子宮卵管造影検査

子宮卵管造影検査とは、子宮の中にチューブを固定して造影剤を注入し、X線透視で造影剤が子宮・卵管・腹腔内に広がる様子を観察して、卵管の詰まりや卵管留水腫(卵管に水が貯まった状態)がないかを調べる検査です。

子宮の中にチューブを固定する際や造影剤を注入する際に痛みを伴うため、不安を覚える方も多い検査ですが、熟練した手技を持つ専門医の下で受ければそれほど大きな苦痛を味わう心配はありません。

繊細な技術が求められる検査のため、病院選びは慎重に行った方が良いでしょう。

また、造影剤を使うため、ヨードアレルギーの方や重篤な甲状腺疾患のある方、妊娠の可能性がある方は受けることができません。

禁忌事項に該当する方は必ず事前に医師に相談して下さい。


通気・通水検査

通気検査とは、子宮口から炭酸ガスを子宮の中に注入し、炭酸ガスが卵管を通って腹腔内に出ていく際の圧力を測定することで通気性を確認する検査です。

また、通水検査とは、子宮の入り口から薬剤の入った生理食塩水や造影剤を注入し、通水性を確認する検査です。

これらの検査は治療の目的も兼ねて行われることが多く、実際に通気検査や通水検査によって卵管の軽度の癒着や閉塞が改善され、自然妊娠に至るケースも少なくないとされています。


その他の検査

上記に挙げたものの他にも、クラミジア抗原検査・抗体検査、抗精子抗体検査、精液検査、LH-RH&TRH負荷試験など、さまざまな不妊検査が存在します。

自分にはどういった検査が必要なのか、また、検査によって何が分かりどのような治療につながるのか、患者の立場になってしっかり説明をしてくれる医師のいる病院・クリニックを選ぶことも、不妊症の治療には重要です。

不妊検査には肉体的・精神的にデリケートな問題を含む検査も多いため、検査を受ける際にはそういった点にも気を配るようにしたいですね。

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