不妊と精子の運動率が関係している?!

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妊娠したいのになかなか子宝に恵まれない、そんな悩みを抱えている人が晩婚化の昨今、増加傾向にあるかと思います。不妊 というと、多くの女性が自分自身に何らかの問題があるのではないかと心配しているか思います。しかし、女性側の問題だけではく、実は、精子運動率 が低いことなどに原因がある「男性不妊」も増えてきているのです。

不妊の原因を男女別で見てみますと女性だけに原因があるのは、約40%といわれており、45%は男性のみ、または男女ともに原因があるとされています(残りの15%は原因不明)。

今回は、男性不妊の原因のひとつとされる「精子運動率」について見ていきましょう。


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不妊と精子の運動率が関係している?!

精子の運動率って?

「精子の運動率」を調べる為には「精液検査」が必要です。

「精液検査」は、「精液量、精液濃度、総精子数、精子運動率」など様々な項目を調べます。その中でも「精子運動率」は妊娠する事にも影響がある数値といえます。

「精子運動率」とは、精液中の精子の中でまっすぐに高速に泳ぐ精子の割合の事です。

その割合が低いと妊娠しにくくなってしまうのです。

妊娠するうえで理論上は、1つの卵子に対して1匹の精子がいれば、受精は可能となりますが、元気なたくさんの精子が卵子と出会う方が妊娠の確率もあがります。

「精子運動率」の低い状態を「精子無力症」といいます。

精子は卵子を目指して泳いでいきます。そこで精子に元気がないと、とくにまっすぐ高速で泳ぐ精子の割合が低いと妊娠しにくくなってしまいます。


精子の運動率が低い原因は?

「精子無力症」の原因は先天性なものが大半ですが、前立腺炎やおたふく風邪などが原因になっているケースもあります。

また長期間の禁欲生活も運動率を低下させます。


精液検査に行こう!

妊娠を希望されて、1年たっても妊娠の兆しがなければ、まず男性が率先して不妊症の検査を受けてみてください。なぜなら、女性の基本的な不妊検査にはいろいろあり、身体的苦痛を伴いますが、男性の不妊検査は「精液検査」だけで済み、なんの苦痛もないからです。

そして、男性不妊の原因のほとんどは精子にまつわるものだからです。

病院に検査に行くのは恥かしいという気持ちは少なからずあるかもしれませんが、実際行ってみると、夫婦で一緒に来られている方がとても多いと感じていますので、安心してください。


精液検査の標準値はどのくらい?

WHOが定めるマニュアルには下記の通りの基準があります。

  • 精液:1.5ml以上
  • Ph:7.2以上
  • 精子濃度:1500万/ml以上
  • 総精子数:3900万/ml以上 (3900万未満の場合は乏精子症)
  • 精子運動率:40%以上 (40%未満の場合は精子無力症)
  • 正常形態精子率:4%以上 (4%未満の場合は奇形精子症)」

病院や医師によって方針・基準は多少前後があるようですが、妊娠しやすい確率でいいますと、精子濃度が4000万/ml、精子運動率は50%以上といわれています。

では、精子運動率の結果が悪かった場合、実際どうしたらいいのでしょうか?


どうしたら、運動率を上げられるの?

今現在、精子の運動率の改善が確実に望めるような効果的な治療法はありません。

軽度の精子無力症の場合には、ホルモン剤ではない、漢方薬やビタミン剤などを用いた非ホルモン療法を試みるケースがあります。精子を作るのに要する期間が74日間、その精子が運動能力を獲得するのに要する時間が14日間ですので、少なくとも3カ月以上は投薬治療継続が必要です。

また、精子が劣化する原因としては、生活習慣も関係あるといわれています。ここでは、簡単に自分でできる対症療法をご紹介したいと思います。

精子の運動率を高める食物の摂取

運動率を活発にし、機能向上を期待する食物は亜鉛やセレン、マンガンを多く含む食品です。

亜鉛を多く含む食品・・・レバー、牡蠣、ココア、そば、小魚、シイタケ、卵黄など

セレンを多く含む食品・・・青のり、ワカサギ、アサリ、寒天、しらすなど

マンガンを多く含む食品・・・ラッカセイ、納豆、松の実、干し柿など

精子の質を高める食物の摂取

活性酵素は身体を老化させるので精子の質が低下するという考えがあります。

この活性酵素を取り除くビタミンEを多く摂取することで精子の質の向上を期待します。

ビタミンEを多く含む食品・・・アボガド、アーモンド、ほうれん草、かぼちゃ、さんま、うなぎ等

バランスの良い食事と禁煙・禁酒

暴飲暴食、またはまったく食べないなどの食の乱れを改善し、バランス良く食事をするようにします。精子に悪影響があるとされる煙草、お酒、大量のカフェインは控えめにしましょう。

禁欲しすぎない

精子をためすぎると精子が老化します。定期的に射精することで運動率向上を狙えます。古い精子を出さないと新しい精子は作られないので、いつまでも古い精子をとどめておくことはお勧めしません。2~3日ごとに射精できたらいいとされています。

温めすぎない

精子が最も効率よく作られるという温度は34~35℃と体温よりも低いので、長風呂やサウナで長時間下半身を温めてしまうのは要注意です。

ストレスをなくす

極度の過労やストレスにより精子に悪影響を及ぼすことがあります。

リラックスを心がけましょう。

下着を考える

下半身を圧迫し過ぎると血液の循環が悪くなるので精子の発育に影響します。通気性がよく、ゆったりとした下着がおすすめです。


一度の検査で落胆しないで!

精子は大変デリケートです。体調の良い日や悪い日もありますので一度の検査では決して断定できるものではありません。

実際、食生活の乱れやストレスなどにより数値が大きく変わります。

もちろん精液検査の結果が悪くても自然に妊娠する可能性は0%ではありませんし、日常生活においても心がけ次第で改善することも大いにあります。

ぜひパートナーと助け合い、意識的に規則正しい生活やバランスのよい食事を心がけ、健康な精子をたくさん作りましょう。

夫婦ともに不妊と向き合っていれば、きっと新しい命が授かると信じて・・・

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