価値観という壁に阻まれる大変な国際同居生活(アルゼンチンにて)

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海外での同居生活は価値観の違いや文化の違いによって大変なことが多く姑との関係もとても大変です。そんな海外での私の同居生活の体験談をお伝えします。


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価値観という壁に阻まれる大変な国際同居生活(アルゼンチンにて)

アルゼンチンのお菓子ってやったらめったら甘いんです。日本のケーキなんて作って振舞ったら

「これ砂糖入れ忘れてる?」

といわれてしまう始末。それ以来、日本のレシピでケーキを作る時は、砂糖の量を1.5倍から2倍に増やして作っています。

それにしても、アルゼンチンのケーキは甘いのを通り越して、歯にしみる。口に入れても砂糖をかんでいる気がして、ケーキの味はしない。繊細な味というのは存在しないらしく、ガッツリ甘いのがスイーツであるらしい。だから、日本のスイーツはスイーツとは言わないらしい。(甘くないから)

息子の1歳の誕生日に、皆さんには別のケーキ、息子用に水切りヨーグルトとマリービスケットもどきで作った手作りケーキを用意した時のことである。

てりやきのタレなども作って、炭火焼の焼き鳥や、サンドイッチなどを皆に振る舞い、最後にハッピーバースデーをみんなで歌ってケーキを配った。主人と私が色々と忙しくしていたために義母に息子を見てもらっていた。それがうかつだった。

皆にケーキを配り終え、さぁ、メインの息子にヨーグルトケーキをちょっとあげようかと思ってケーキを持って息子の方へ行こうと思っていたら、口の周りが、ヒゲが生えたように白い。主人も気づき、

「コラー!なんで勝手に食べさせてんねん!」

と義母を叱る主人。ちょっとビクッとしていたが、義母はすぐさま

「何もあげてないわよ。」

という何とも情けない言い訳。

皆さんへのケーキはブラウニー生地の間に、ドゥルセ・デ・レチェというダダ甘いキャラメルクリームがてんこ盛り入っており、さらに上には飾りの白い甘~いメレンゲがもりもり。なんとそのメレンゲを食べさせていた。砂糖一袋は使ってそうなケーキなのに。

「その口の周りはなんやねん!」

と、さらに怒る主人に、

「ちょっと試させただけやんかぶつぶつ」

と逆切れ気味の義母。

まわりの人も、「それはおばあちゃんが悪いわ。」とか、「メレンゲは卵白と砂糖だから大丈夫よ。」など、まさかの擁護意見も。

まぁこれが初めてのことではなく、気がついたら何か口に入れさせられていて、急に吐いたりすることもあった。

さすがおばあちゃん。しかし、国立病院の看護婦長を現役でされている方なんですが、その病院大丈夫か?!

今回のケーキ事件だけでなく、価値観の違いでやたらとぶつかる嫁姑。日本のようにいがみ合う嫁姑問題はないが、特に衛生面での価値観の違いが顕著にあり、なかなか同居は難しい。まだ私たち夫婦2人だけだった時は、多少我慢すれば済んだが、子供が入ってくると衛生面の攻防戦が勃発した。

でも、この義母だけでなく、アルゼンチン人の衛生面の価値観は日本人のソレとは全然違う。

例えば、キッチンにかけてあるふきん。日本人であれば、それは食器拭きにしか使わないであろう。手を拭くのは別のふきん(タオル)があるはず。そしてテーブルはもちろん台ふきんが存在する。

しかし、一般のアルゼンチン人家庭では1枚しか存在しない。(台ふきんはある家も多いが)

つまり、その1枚のふきんで食器を拭き、手を拭き、振り回してテーブルのパンくずなどを払いのけ、挙句の果てに、手を拭くついでに口までぬぐうツワモノもいらっしゃる。最初見たときは気が遠くなりました。なんてマルチなふきんでしょう!

食器洗いも雑だし、糸尻なんて洗わないし、洗剤がすすげていなくても、ふきんで拭けばよいというスタンスだし。だからグラスは微妙にくもっていることが多く、お皿やフォークなどもなーんとなくねっとりした感じ。

ハンバーグをこねているミンチだらけの手で服を渡されることもあった。もう何も言うまい。

最初は食べる前に食器たちを見て、食欲半減することもあったが、最近ではだいぶ慣れ、想像しない、気にしないという風につとめております。

家を改造し、二世帯同居にしてからというもの、かなり私のストレスは軽減されておりますが、子供を預ける時は、ある程度の諦めが必要。コーラや甘いクッキーなどを食事前にいっぱい食べて戻ってくる日も。なかなかどこの国でも、親との同居は大変ですよ。(ため息)

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