母乳だけで育児をする場合の色々な悩み

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赤ちゃんを育てるためには 母乳 が一番です。

必要な栄養素がバランスよく含まれているだけではなく、消化機能が未熟な赤ちゃんのために多くの消化酵素も含まれています。

病気や細菌から赤ちゃんを守る免疫物質も豊富で、とくに出産後数日間に出る初乳にはその後に出る母乳に比べて1000倍もの免疫物質が含まれています。

母乳育児 はママの身体の回復にも役立ちます。

授乳することでホルモンの分泌が促されて子宮の収縮が起こり、産後の回復が早まります。

また、エネルギーの消費量が多いので体形も元に戻りやすくなります。

いいこと尽くめのような母乳育児ですが、出ない、足りないといった心配や周囲の無遠慮な一言、職場復帰の不安、激痛が走る身体的な苦痛など 悩み やトラブルもつきものです。

ほとんどの母乳育児ママ達が一度は経験する母乳の悩み。

でも、解決法はありますから心配しないでくださいね。


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母乳だけで育児をする場合の色々な悩み

母乳育児の悩み

出ない

「産んだら誰でも出るようになる」とよく言われますが、だからこそ余計に出ないと落ち込みます。

何もしなくても生んだとたんに溢れるように母乳が出る人もいますが、ほとんどの人はマッサージをしたり食事に気をつけたり頻繁に赤ちゃんに吸わせたりと何らかの努力が必要です。

乳腺が開いていない間はおっぱいが張って熱が出たり、触っただけで痛かったり、出産の痛みを忘れるほど疲労困憊することも珍しくありません。

おっぱいマッサージの激痛に耐えかねて母乳を諦めてしまう人もいます。

出て当たり前というプレッシャーがストレスになって出なくなってしまうこともあります。

乳腺系の既往症がある人、ひどい難産だった人は母乳が出ないこともあります。

足りているのかが心配

ミルクと違って目に見えない母乳はどのくらい出ているのかわかりづらいもの。

母乳は消化がいいのでミルクの赤ちゃんより頻繁にお腹を空かせて泣きます。

もしかしたら足りないのかもと不安になりますが、赤ちゃんの機嫌がよく体重が増えているなら心配ありません。

「足りないんじゃない?」という何気ない一言がひどく心に刺さりますが悪気はないと割り切って気にしないようにしましょう。

もし赤ちゃんの元気がなく、体重がひどく減ったり、ママにとって度重なる授乳が苦痛だったりするならミルクを足すことを躊躇してはいけません。

大事なのは母乳かミルクかではなく赤ちゃんの健やかな成長です。

薬が飲めない

授乳中は薬の成分が母乳に移行するので薬の種類によっては制限があります。

市販薬でも安易に飲まずに病院で相談しましょう。

どうしても辛いときや投薬の必要がある場合は母乳を一時中止し、回復後に再開することも可能です。

我慢して病状を悪化させるより適切な治療を受けて早めの回復を図りましょう。

気軽にお出かけできない

授乳場所が確保できなければ外出もままなりません。

駅やデパートなど授乳室がある場所を事前にチェックしておきましょう。

胸元を隠せるお洒落な授乳服やケープも売られていますから利用するのもいいですね。

長時間の外出ができない 赤ちゃんを預けられない

一番困るのが冠婚葬祭です。

ドレスや着物では搾乳もままならないので泣く泣く友だちの結婚式を欠席した経験のある人も多いのでは?順調に母乳が出ていると産後2~3ヶ月でおっぱいが張らなくなってきます。

そうなると赤ちゃんがおっぱいを吸うと母乳が出るようになるので、ある程度の時間は赤ちゃんと離れられるようになります。

それでも丸一日授乳しないでいるとおっぱいが痛くなってきますから、可能な限り搾乳し、冷蔵もしくは冷凍しておきましょう。

授乳期に職場復帰することにためらいを覚える人もいるかもしれませんが、搾乳した母乳を保存しておけば母乳育児を続けることも可能です。

シッターさんや保育士さんなど預ける人に搾乳して冷蔵/冷凍しておいた母乳を与えるように頼みましょう。

バストラインが崩れる

乳首が黒くなる、大きくなる、胸が垂れるといった美容の心配もあります。

乳首が黒くなるのは皮膚を強くするためで出産後しばらくたつと元に戻ります。

何もしなければバストが垂れてしまうこともありますが、適切な下着を着けたり、マッサージや運動、ストレッチをしたりすることで美しいバストラインを取り戻すことはできます。

乳首が切れる

乳首の伸びが悪かったり皮膚が弱かった、赤ちゃんの吸い方が悪かったりすると乳首が切れることがあります。

授乳を止めるわけにもいかず授乳の度に涙が出るほど痛いです。

赤ちゃんが上手く乳首を咥えられるようになると吸い始めはとても痛いですが、しばらくすると我慢できる程度に治まってきます。

傷口には馬油クリームやラノリンクリーム、EXVオリーブオイルなど口に入れても安全な保湿成分を塗って乾燥しないようにケアしましょう。

保湿剤を塗ったあとラップで覆っておくとより効果的です。

妊娠中はとにかく無事に赤ちゃんが産まれてくることだけを祈ってなおざりにしがちなおっぱいケアですが、スムーズな母乳育児のためには妊娠中からのお手入れは欠かせません。

安定期に入って気分の良い時にはマッサージをしましょう。

お腹が張ってきたらすぐに中止して安静にしましょうね。

乳腺炎、腱鞘炎、腰痛

乳腺炎はとてもよくあるおっぱいトラブルです。

乳首の傷口から細菌が入る細菌性乳腺炎と乳腺に乳汁が溜まって(うつ乳)炎症を起こすうっ滞性乳腺炎があります。

乳房の局所的な腫れ、痛み、頭痛、吐き気、発熱を伴い、重症化すると高熱を発し、悪寒が走ります。

乳房はずきずきと痛み大変苦痛です。

授乳間隔が空き過ぎて乳汁が溜まったり、高脂肪の食事で乳腺が詰まったり、飲ませ方が悪くて部分的に乳汁が溜まったりすると起きやすくなります。

また、疲労が重なり抵抗力が落ちていることも原因の一つです。

うつ乳や乳腺炎の痛みや熱を取るにはじゃが芋湿布がおすすめです。

皮を剥いてすりおろしたじゃが芋に小麦粉と酢を加えてペースト状に練り、清潔なガーゼに挟みます。

小さなじゃが芋1個に小麦粉大さじ4~5、酢2~3滴で2~3枚の湿布ができます。

一日分(4~6枚)をつくって乾燥しないようにポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫に入れておきます。患部に1枚ずつ張ってパリパリに乾いたら取り換えることを繰り返します。

様子を見ながら2~3日続けると症状が治まります。

それでも効果がない場合や痛みや熱が激しい場合は我慢せずに病院に行きましょう。

乳腺炎を何度も繰り返して辛いようなら生薬の牛蒡子(ごぼうし)を飲むといいかもしれません。

日本では昔から乳腺を開きうつ乳を取り除く特効薬として言い伝えられており、牛蒡子単独で、またはたんぽぽの根を乾燥させた蒲公英根(ほこうえいこん)と合わせて煎じたお茶は民間療法でよく使われています。

授乳時間が長かったり、抱き方が悪かったりすると腕や手首に負担がかかり腱鞘炎になることもあります。

枕やクッションを支えにしたり抱き方を変えたりして工夫しましょう。

授乳姿勢が悪いと腰痛や猫背の原因になります。


母乳神話の功罪

母乳が出ればそれに越したことはありませんが、様々な事情で母乳育児が困難な場合もあります。

「母乳だと賢い子に育つ」「誰でも母乳は出る」「ミルク育ちは愛情不足」など、母乳で育てなければ母親失格とでもいうように指摘する専門家もいて、ミルクを与えることに罪悪感を抱く人もいますがそんな必要はありません。

母乳が優れた栄養源であることは確かですが、母乳さえ与えていれば全て上手くいくように言うのは誤りです。

おざなりに母乳を与えるより、スキンシップを図りながら愛情たっぷりにミルクを飲ませるほうが赤ちゃんの心と体に良い影響を及ぼします。

あまり思い詰めずに、気楽に構えた方が育児は上手くいきます。

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